安井豪さん

小学生の時に中学時代から留学した人が書いた本を読み、「こんな道もあるんだ」と知り、気がつけば留学を決意していました。カナダを選んだのは、英語圏の中では比較的タスク留学できること、治安がよいこと、小学5年生の夏にトロントで2週間のサマーキャンプに参加したことが決め手となりました。カナダ留学での最大の発見は、世界には様々な価値観をもつ人がいるということです。クラスのグループには、ヒンドゥー、イスラム、カトリックなど、多種多様な宗教を信じている友達がいました。時事の事柄について話すたびにそれぞれ大きく意見が異なり、「私達はみんな違う世界を見ている」と感じました。

カナダでは授業以外の時間で多くのアクティビティを楽しむことができます。私はバドミントンと陸上のチームに入り、合唱団にも参加して歌っていました。合唱団では混合合唱に加えて男性のみの少人数グループがあり、ソロを歌わせてもらえたのが新鮮で楽しかったです。

高校では、自動車整備、CAD、料理、Blenderを使った3Dアニメーションなど、多様な科目が開設されています。特におもしろかったのはITの授業で、アルゴリズムの勉強をしたり、Javaプログラムを書いたり、ウェブページをデザインしたりしました。

留学中でいちばん苦労したのは、友達作りでした。積極的に人の輪に入っていけなかった私には、言葉のハンデもあり、なかなか友達ができず、さみしい思いをしました。

私がカナダ留学で学んだのは、自分で考え、自分自身の意見をもつことです。たとえば社会科のテストでは、社会問題に対して自分が考えた解決策について答えなければなりません。友達との普段の会話でも、間違っていると感じたことにはきちんと反対し、正しいと思うことにははっきりと賛成の意志を示す必要があります。また、自分自身の意見について考えて行く中で「自分は日本人なのだ、そして日本人でありたい」と改めて意識するようになりました。帰国後は東京大学へ進みました。

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