杉下さくらさん

私は日本の中学校に通ったとき、「英語ミュージカル部」に所属していました。学園祭では「ピーターパン」の英語劇でヒロインのウェンディを演じ、そのときに「やればできる、もっと英語が話せるようになりたい」と思ったことがきっかけで留学を決意しました。

カナダを選んだ理由は、移民政策に熱心でいろいろな国の人に出会うことができ、比較的安全な国だと思ったからです。

私にとって最初で最大の危機だったのは、成田空港を出発してバンクーバーからビクトリア行きの飛行機に乗り換える際に、パスポートをなくしてしまったときでした。周りにいた空港の人たちの協力でパスポートは無事戻ってきて、本当に助かりました。みなさんは私と同じようなことがないように気をつけてください。

留学中で私が最も大切にしている思い出は、カナダ人だけで編成されていたVictoria High Rhythm & Blues Bandというクラブに、留学生である私がボーカルの一員として参加できたことです。卒業までの2年間、音楽を通してメンバー全員と気持ちが通じ合うことができたと思います。卒業式では、卒業生代表として全校生徒全員の前で歌うことができ、かけがえのない思い出になりました。

卒業後にはトロント大学に進学することも決まり、日本で留学をするかどうか思い悩んでいたころを考えると、夢のようです。

留学生活の中で私がいつも思っていた考えは、「何事も自分から進まなくては、何も変わらない」ということです。海外からの留学生、同じ日本からの留学生、カナダの人たち、ホストファミリーなど、留学生活ではさまざまな人に出会います。だれに対してでも自分を理解してもらえるように、自分から積極的にアプローチすることも大切です。

また、たくさんの思い出をつくり、留学のサポートをしてくれた多くの人たちへの感謝の気持ちをいつも大切にしてください。

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