菅原綾子さん

世界中の人と話がしたい!

もっと世界をみたい。中学2年生の時、3週間イギリスにサッカー留学をしたのですが、世界にはいろいろな人がいることに驚きました。「世界は広いんだ、日本だけじゃもの足りない!」と思うようになり、高校は海外で学ぶことを決意しました。カナダでは、留学生のための英語集中研修がある学校を選びましたが、しばらくみんなは何を言ってるのかまったく分からず落ち込む毎日。でも「落ち込んでも仕方ない、時間が解決するはず」と割り切れた時から、積極的に会話ができるようになりました。アジア人は母国の人同士で集まる習性がありますが、私はできるだけカナディアンと話すようにし、彼らから発音や表現方法を盗みました。

表現力で勝負して最高得点

自分の言いたいことが少しは伝わるようになった頃、「English 10」という日本でいう国語の授業でスピーチの課題が出てきました。そのときに、クラスで最高得点を取ったんです。生徒25人の中で留学生は私ひとり。あれはうれしかった!もちろん、発音や難しい言い回しはカナディアンにはかないません。だからこそ、表現で勝負したんです。

お題は「日本のビデオゲーム」。まずはスーパーマリオブラザーズの曲でスピーチ開始!自分でも自然に使える英語でビデオゲームの文化や脳に与える影響について説明しました。後で先生に聞くと、「伝えるための工夫と、幼稚園児にでも分かるようなやさしい英語が逆に良かったんだ」と言われました。これをきっかけに話すことに自信がつき、友達がぐんと増えました。その後は毎週のようにホームパーティやショッピングに誘われ、宿題との両立で大変なほど。また、日本にいる頃から続けているサッカーやフットサルもクラブチームを3つかけ持ち、いろいろな世代の方との交流が広がりました。留学してから知ったのですが、カナダは女性サッカー人口がとても多いんですよ。男女混合のチームの中で女性は埋もれがちですが、私は小さな身体が大きく見えるような大胆キックをしてチームにアピールしました。そしてフリーキックやコーナーキックを任されるようになりました。

私は私のやり方で前に進めばいい。そう思えるようになったことが、留学での一番の変化だと思っています。

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